ミジンコって一匹で増えるんです。通常は水質が安定しているときは、メスだけで単為生殖し子供を産みバンバン増えます。ようするに一匹で自分のクローンを産むんです。これは卵じゃありません。直接子供を産みます。クローンなのでもちろんメス。これだと一気に増えます。
エサは緑色になった金魚の飼育水。緑色の飼育水(通称:青水)は植物性プランクトンが豊富なので、ミジンコがプランクトンを食べるとドンドン透明になっていきます。
水質が悪化し、生存の危機を感じると今度はオスを産み、交配し、卵を作ります。これは水が干上がっても大丈夫な乾燥に強い卵。東京薬科大学などの研究によると、タンパク質を作る遺伝子は人間よりも約8000個も多いとのこと。ゲノム解析された生物では最多です。
大崎市で採れるミジンコは主に3種類。細かく分類すればもっとたくさんいますが…
- タマミジンコ(丸っこい)
- ケンミジンコ(細長い)
- カイミジンコ(貝みたい)
金魚のエサに適しているのはタマミジンコとケンミジンコ。水量の少ない水たまりにいる種類の多くはカイミジンコです。カイミジンコは貝のごとく硬い甲羅で覆われています。金魚が食べると、殻を閉じてしまい、そのまま消化されず、糞として外に出てしまいます。こいつは、別名「マメタンク」と呼ぶそうです。顕微鏡で見ると見た目は確かに豆のよう。貝見たいですからね。動きも他の種類と違って、キャタピラーが付いているごとく一定のスピードで動き回ってます。水槽で飼うとよく、角に集まり。集団で固まり、じゃれ合っています。何をしているかは意味不明ですが…