肥満や低体重は妊娠の妨げになると言われてます。

脂質(コレステロール)は体内でタンパクと合成され、様々なホルモンを作る材料になる栄養素です。

今回は、肥満とカラダの関係について。

ホルモンは体重に比例して必要な量も増えてきます。ところが女性ホルモンは女性が一生のあいだに分泌される量には限りがあります。その量はおよそスプーン2杯程度。ですから体重が増加すると、どうしても女性ホルモンの量も足りなくなってしまう傾向があります。

急激に太ってしまっり、ダイエットしたりした場合、ホルモンバランスが乱れることはこのためなんです。

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肥満が妊娠の大敵と言われるのはホルモンバランスの乱れのほかに以下のような理由があります。

  •  多嚢胞性卵巣症候群(排卵しにくくなる病気)
  • ホルモンバランスが崩れる
  • 受胎能力低下
  • 骨盤内の血流が滞り、子宮内の環境悪化
  • 男性ホルモン増加

また、肥満によって身体(特に骨盤内)の血液循環が悪くなると、子宮内の環境悪化につながりますので、受精しても着床を妨げる要因になってしまいます。

肥満度を表す指数として、BMI(ボディマス指数)が用いられます。

計算方法は

BMI = 体重 (kg) ÷身長 (m) ÷身長 (m) です。

最も妊娠しやすいBMIは22とされています。

調査の結果、BMIが25以上の女性は、BMIが25未満の女性と比べ、妊娠率が0.90倍、生産率が0.84倍、流産率が1.31倍でした。

同様に、BMIが25以上30未満の女性は、BMIが25未満の女性と比べ、妊娠率が0.91倍、生産率が0.91倍、流産率が1.24倍でした。

また、脂肪には身体にとってのさまざまな毒素となる物質が蓄積しやすいところです。肥満を防ぐことはそのような毒素から身体や赤ちゃんを守ることにもつながります。

ただし、BMIは体脂肪率は考慮されていませんので、
スポーツなどをする方で筋肉質の方は肥満傾向、
隠れ肥満の方などは低体重傾向となることがありますのでご注意ください。

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