株式会社リクルートライフスタイルが、自宅でスマートフォンを利用し自分の精子の濃度と運動率が簡単に測れるサービス「Seem(シーム)」をはじめました。
『Seem(シーム)』の詳細はこちらhttp://seem.life
精子を採取するための道具と顕微鏡レンズがセットになったキットを購入し、無料のスマートフォンアプリを使って精子の状態を調べることができます。
今回、東京都内・近郊の一部クリニック・薬局にて期間限定でテスト販売が行なわれるということでしたが、リクルートさんにお願いし、当店でも参加させていただけることになりました。
テスト販売期間:2016年7月31日まで
現在お使い頂けるのは、iPhone5以降の機種のみです。
(おそらく、アンドロイド版はスマホの形状やカメラレンズの規格がバラバラのため開発しにくいのではないでしょうか。)
WHO(世界保健機関)の統計では、男性が不妊の原因の割合は48%と発表されています。
(原因が男性のみにある場合が24%、男女のともの場合が24%。)
しかし、この調査は1998年に行われたものです。
近年は、男性の精子の数が減少してるという報告も数多く挙げられており、調査から20年近く経過していることから、現在男性に不妊原因がある割合は、もっと増えていると思います。
問題なのは男性が検査しない場合が多いため、積極的な治療が遅れること。
なかなか受診せず発見が遅れた場合て女性の卵子の老化が進むと、ART治療を行う際の確率も低下します。
精液検査のため受診するのは男性にとってハードルが高く感じるものです。
そのため、「女性のみが治療を受け続け、長年経過した後に調べたところ、じつは男性側に原因があった」というのもよくあることです。
無精子症や乏精子症の場合でも、ART(生殖補助医療)によって妊娠する確率を高めることはできます。しかし、女性の年齢とともに妊娠・出産にいたる割合は低下してしまいます。
二人目不妊などの場合、「1人目ができたから大丈夫」と思いがちですが、まれに疲れやストレスなど様々な原因により、無精子症、乏精子症になる場合もあります。
なかなか授からず「おかしいな?」と思ったら、なるべく早い段階で検査してしてみましょう。
少しでも可能性を高めるために、なるべく早い段階で適切な治療を行うことが大切です。