「金魚がオスからメスになって卵を産んだ。」
いわゆる魚の性転換ってやつです。これは魚によって性転換できる種類とできない種類があるりまう。イソギンチャクとかに棲むクマノミなどは有名ですが、金魚はどうか調べてみると賛否両論でした。金魚は出来ないっていう意見もあったり。
でも、金魚は性転換します!今はな亡きらんちゅうですが、オスがメスになったことがあります。性別間違えたんじゃないかって思われるかもしれませんが、間違いありません。前の年に人工授精でちゃんと精子を出していた金魚が、次の年には卵をポロポロ産んでました。
人間の場合、原始卵胞という「卵の元になる細胞」が産まれる前、お母さんのお腹のなかにいる時点で作られてしまいます。産まれてからは原始卵胞が作られることはありません。
「魚って性転換して卵産むし、原始卵胞どうなってんだろ?」
ふと疑問に思ったので調べてたことがあります。
性転換魚の中には卵巣と精巣両方の生殖腺を持つ種がいる。これらの魚はそれぞれの生殖腺の中にホルモンをつかまえる“アンテナ”である受容体があり、ホルモンが分泌されると、そのうち片方のアンテナがグンと増え、卵巣もしくは精巣が大きくなり、結果的に性転換が起きる。
なるほど、納得。早い話、オスでも卵巣も持っていて、卵子の元になる原始卵胞みたいなもの持ってるみたいですね。
性転換に影響を与えるホルモンは、人間の性活動に深く関わるものと全く同じ「エストロゲン」とのこと。
近年、生物の生殖器や性行動の異常が問題になっています。原因は化学物質から発生する「環境ホルモン」との関連が指摘されています。
これはホルモンを撹乱する化学物質。ダイオキシン、ポリ塩化ビフェニール、殺虫剤、除草剤、洗浄剤などに含まれ、空気、水、食べ物などをを通して体に入り込み内分泌を乱します。
環境ホルモンには女性ホルモンに似た働きがあり、女性ホルモンの働きを過剰にして、黄体ホルモンの不足による不妊症を引き起こしやすくします。動物実験では微量のダイオキシンでも子宮内膜症が発生することがわかっています。
男性の場合でも、スウェーデンで発表された1940年と1990年の成人男性の1ml中の精子数を比較した調査によると、精子の数は1億3千万から6千600万と50年間で約半分に減少しています。日本でも慶応義塾大医学部産婦人科の報告では1990年以降はそれ以前に比べ、さらに強い減少傾向を示した発表されています。
このようなことが起こるのは、環境ホルモンに男性ホルモンを抑制する働きもあるためです。草食系男子との関連もありそうですね。
環境ホルモンから体を守るために控えたい食品
- 肉などの脂肪
- 魚のえらや内蔵
- 野菜や果物に使われる農薬
- 缶ジュース(内側のコーティング材、エポキシ樹脂)
- カップ麺やコンビニ弁当(発泡スチロールやポリスチレン製のもの)
このようなものから体内に入りこむ可能性が特に高いのです。手軽に利用できるものばかりですが、このようなものを避けるだけでも生殖能力は上がってきそうですね。