婦人科系疾患子宮内膜症 子宮内膜症の漢方での対処法 子宮内膜症は本来、子宮の内側にあるべき内膜が、子宮の内側以外にも発生してしまう病気です。子宮外に発生した内膜は月経とともに出血します。通常ならば経血として排出されますが、行き場を失った血液は組織内にとどまり、炎症を起こします。この炎症が生理痛を悪化させる原因にもなり、経血の量が多いと貧血を引き起こす場合もあります。また...
漢方薬(処方)の紹介便秘大建中湯 大建中湯が効かない便秘 最近、メディアの影響か「大建中湯」という漢方薬をお求めの方が多いです。お話をうかがってみると、便秘解消の目的で服用したいとのこと。ただ、大建中湯が適応する便秘ってそんなに多くないんですね。服用することで逆に便秘を引き起こしてしまう可能性も高い漢方薬ですのでご注意ください。 大建中湯はこんな漢方薬 大建中湯はそもそも便秘...
漢方・中医学水津液痰湿 漢方・中医学の水(すい)について 東洋医学(漢方・中医学)の用語、「気血水」。体を構成する物質とされていますが、今回はその中の「水(すい)」について。 水(すい)とは ひとことで言うと「体の中の水分」ですが、水分と言っても「津・液・痰・湿」など様々な呼称があり、奥が深い概念です。 体内の水分にはには様々なものが含まれます。体温調節をしたり、体内の老廃物...
漢方・中医学五臓漢方・中医学 漢方(中医学)の五臓の働き 漢方・中医学の臓器は、現代医学と同じ名称です。 そのため、各臓器の働きも混同されることが多いのですが、漢方と現代医学(西洋医学)の臓器の働きは違います。 漢方の五臓肝・心・脾・肺・腎 現代医学だと肝臓・心臓・脾臓・肺・腎臓 このように現代医学でも実在する臓器です。 もともと日本の中心医療は漢方でしたが、江戸時代に西洋医...
漢方薬(処方)の紹介処方婦人宝婦宝当帰膠当帰 婦宝当帰膠、当帰養血精、婦人宝の違い 今回は配合生薬が全く同じ処方、 「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」(イスクラ産業) 「当帰養血精(とうきようけつせい)」(八ツ目製薬) 「婦人宝(ふじんほう)」(小太郎漢方製薬) の違いについてのお話しです。 当店でも、効能効果・配合生薬が全く同じの上記の処方を取り扱うにあたり、いろんな角度から比較検討したことがありま...
漢方薬(処方)の紹介婦人科婦宝当帰膠当帰漢方薬 女性にオススメ、婦宝当帰膠(ふほうとうきこう) 皆さんは「婦宝当帰膠」をご存知ですか? 「漢方薬=苦い」というイメージを持たれがちですが、「この婦宝当帰膠は甘くて飲みやすい!」とモデルや芸能人の方にも愛飲され、雑誌でもよくとりあげられている人気の漢方製剤です。 そして人気の理由は、飲みやすいだけではないのです。女性にとって良い成分がたくさん入っています。今回は「婦宝...
漢方薬(処方)の紹介牛黄 漢方生薬 牛黄(ゴオウ)の働き 牛黄(ゴオウ)とは ウシの胆のう中にできた結石を乾燥したものです(胆石)。この胆石が発見できるのはウシ1000頭に1頭ほど。生薬の中でも大変貴重な薬で、金の何倍もの値が付きます。漢方薬は煎じ薬のイメージが強いですが、牛黄は香りが強く揮発性の成分が多いため、煎じには向きません。 通常は粉にして服用するか、蜂蜜など練りあわ...
漢方・中医学尿のトラブル膀胱炎頻尿 トイレが近い・夜間頻尿・尿もれ・残尿感、おしっこの悩みの漢方 尿のトラブルは加齢とともにおくりやすく、冷えなどの季節的な影響も関係します。漢方・中医学で改善するには、その原因をきちんと把握する必要があります。 それぞれの原因を考慮して、適切な漢方薬を服用することが大切です。 尿トラブルの原因別、漢方での対処法 原因 膀胱炎などの感染症 筋力の低下 前立腺肥大 冷え 自律神経の乱れ...