こんにちは。宮城県大崎市に漢方相談薬局の店長、川島康正です。
本日、閉店後に店頭に出していたらんちゅう(金魚)の水換えをしてみたのですが、「あれ、減ってる…?」
店頭に移した時には50匹位だったのですが、今は40匹位。…多分、大きいのに食べられたんだと思います(かわいそうだけど)。
あくまで仮説ですが、「細胞分裂する時の温度」って大切です。
今年は4匹の金魚の卵を育てているんですが、孵化までの水温で奇形率がかなり変わります(金魚は 20℃×5日=100℃ が理想)。水温が高すぎても、低すぎても奇形率が上昇します。今年は、たまたま気温が上がりました。孵化日数が短かった稚魚は、孵化しても消化器官が完成せずエサも食べられなかったり、カラダが曲がっていたり、うまく泳げなかったり…そういうのがたくさん生まれます。人間の場合は、低体温、風邪などによる感染症の発熱には注意した方が良いと思います。
ヒトの場合、もともと700~800万個ある原始卵胞のうちの、赤ちゃんになる卵はほんの数個です。
「妊娠すると体温が高くなる。」
よくある文献などには、これはには「黄体モルモンが関与して子宮内膜を厚くして着床をうながすため」とあります。
でも、そもそもどうして黄体ホルモンが体温を上げる働きを持っているのでしょうか。別に体温上げなくても良いじゃないですか。
たしかに、体温が上がると人間の代謝や免疫力もあがったりします。ですから、体温を上げて、胎児の細胞分裂を活発にさせるためにこのような働きがあるのかもしれません。
妊婦さんでよくあるのは、「風邪を引いたところ、なかなか治らない。」
通常、風邪などの感染症の場合は体温を上げ、カラダの免疫力を高めて病原と戦おうとします。妊婦さんの場合はあまりに体温を上げてしまうと、胎児の細胞分裂が活発になりすぎ、異常細胞の発生率が高まってしまうため発熱できず、免疫力も上げることができないために、病原もなかなか処理できないのかもしれません。
妊娠前からの免疫力の増強、低体温の方は体温を上げることが大切です。もちろん、妊娠してからの感染症予防も。
今回はあくまで仮説ですが、参考まで。