毎日暑い日が続きますね…
お盆の里帰り、食物アレルギーにはご注意ください。
食物アレルギーをお持ちの赤ちゃんの場合、離乳期になると食事が大変です。色々食材には気を使わないといけないですし、保育園に通っていたりすると食事を作るにあたってお医者さんの指示書がないと作ってもらえなかったり。
10ヶ月になるうちの子もアレルギー体質(アトピー)で食事には気を使っています。
生後3ヶ月頃から湿疹が出はじめ、酷い時は顔・ひじ・足首・背やお腹など全身に広がりました。それ以来、症状に合わせて漢方やハーブティーを組み合わせて飲ませて、ここのところ症状は落ち着いていました。
昨日体験したことです。祖母の家に、先日亡くなった祖父の初七日の法要に行ってきました。
親戚が集まり、ごちそうもあったので、調子にのってちょっとだけお餅を食べさせたら、15分後、急に唇が腫れて大泣き。あやしていると今度は嘔吐。
急いで勝湿顆粒と五涼華と五行草をポカリスエットに溶かして飲ませました。(苦いかもしれませんが、小さい頃から色々飲んでるので平気です。)
暑かったですし、これ以上嘔吐が続くようなら脱水症状になりかねないので、病院に行こうかと思いました。
1時間ほどグズってましたが、しばらくすると唇の腫れもおさまり、テレビ見ながらヘラヘラ笑うようになったので一安心。
今回、怪しいのが卵とクルミ。卵はアレルギー検査で陽性でしたが、最近は食べても平気になっていました。ただ、元気なときは大丈夫な食材でも、体力が低下していたり、胃腸が弱っていたりするとアレルギー症状が出てしまうことがあります。昨日も猛暑で部屋にエアコンはなかったので、暑さで体調がおかしかったのかもしれません。
お盆の里帰り中などはいつもと環境が違いますし、長時間の移動や暑さでカラダが弱っていたりするので、食べ物には特に注意が必要ですね。
やっかいなことに、食物アレルギーは血液検査やパッチテストなどでも完全に把握できません。アトピーの場合でも、明らかに血液検査で数値が高くてもその食材を食べたからといって皮膚症状が出るかというとそうでもないのです。反対に、症状は悪化するが血液検査にはなにも反応がでないということもあります。また、普段食べないものにアレルギーが出ると重篤な場合が多いです。日常的に口にする機会が多いエビよりも、カニのほうがアレルギーが出た場合の症状が思いのはその一例です。
漢方・中医学でも湿疹などを発生させたり、アレルギーを誘発させてしまう食材を「発物」と言います。
魚介類、牛肉、羊肉、牛乳、乳製品、卵などが普段身近に摂取しやすいものです。
これらは多く摂りすぎると、カラダの中で湿熱に変わり、ジュクジュクや、赤み、痒みを悪化させてしまいます。ですから、皮膚症状があるときは避けた方がおススメです。実際にそのほうが症状は圧倒的に早く改善します。
食物アレルギーはさまざまな症状がありますが、軽度に見えても唇や口内が腫れたりすると、気道も腫れている可能性もあり、呼吸ができなくなり窒息死してしまうこともある要注意な症状です。今回は喘鳴もなかったですし、元気に泣いていたので病院には行きませんでしたが…(※本当は病院行くべきです。)
お盆中は医療機関も休みに入ることが多いので、本当に救急のときは心配です。普段なかなか会えないおばあちゃんや親戚、ごちそうを用意してくれるのはありがたいですが、アレルギー体質の方は用心してください。