こんにちは。カワシマ薬局の店長、川島康正です。
10月5日、6日に不妊カウンセリング学会が主催する不妊カウンセラー養成講座に参加してきました。
妊娠しやすいカラダづくりのために、世界各国の様々な研究データをもとに2013年のカウンセリング指針が改訂されました。
「こうしたら妊娠するまでの期間が短くなった。」
「こうしたら逆に長くなった。」
こんな研究データをもとに、
「こういう生活すると良いですよ。」とか、
「これやったらマズいです。」
というお話が出来上がってくるわけです。
子宝相談で、是非心がけて欲しい習慣をお話する上で非常に参考になっています。
今回、ちょっと意外だったのが「タバコ」。
喫煙者は耳が痛いお話ですね。どこに行っても禁煙、禁煙…
「辞めたくない。」
「辞めたらストレスだ。」
「辞めたいけど、辞められない…」
様々なタイプの方がいます。
タバコは有害化学物質(発がん性有り)、血管を収縮させて血流低下、体内での活性酸素の量産などなど…問題点が非常に多いのですが。
そのため、不妊専門病院では「治療するにあたり、ご夫婦で禁煙してから受診してください。」というところもあるほどです。
それが今回の発表ではなんと!
「男性の喫煙は、妊娠するまでの期間に影響は与えなかった。」
という報告がありました。
※女性の場合は明らかに妊娠の妨げになります。
こんな発表があると、ご主人さんが堂々と
「禁煙しなくていいんだ!」と言い始めそうですが…
実際のところどうなのか?
それでも、やっぱり禁煙したほうが良いと思います。
妊娠するのがゴールではありません。妊娠しても出産までの長い道のりがあります。
せっかく妊娠しても、遺伝子異常やDNAが損傷している精子で受精してしまうと、
ほぼ流産してしまいます。
タバコは遺伝子・DNAを傷つけますから。
タバコを吸っていると妊娠・出産できないわけではありません。確率の問題です。
女性の場合、妊娠する確率が低下。
男性の場合、流産率の増加、赤ちゃんの成長に影響が出る可能性も増加。
もちろん、ご本人の健康にも良くありませんので、禁煙したほうが良いですよね。