宮城県大崎市、仙台市の漢方相談は漢方薬カワシマへ

営業時間:9:00〜19:00 / 定休日:月曜・祝日
宮城県大崎市古川北稲葉2-10-50
妊活市民講座「子宝セミナー」を開催します。詳しくはクリック

症状、目的別「清心丸」の代用処方

「清心丸」は漢方薬の中でも即効性が高く、人気のある処方です。かつて、EXILEのMAKIDAIさんもライブの前やツアーの前に日水製薬の「日水清心丸」を飲んでいることをテレビで紹介されていました。肉体疲労には抜群に効きます。
ただ難点は高価なこと。
金より高いと言われる生薬「牛黄」が大量に使われているためです。
漢方生薬 牛黄(ゴオウ)の働き
「日水清心丸」は1丸3,000円でしたが、平成29年4月から値上がりすることになり、

1丸 3,300円(税抜)

となりました。
日水清心丸の用法用量は、15才以上は1回1丸、1日2回です。(8才以上15才未満は1回1/2丸、1日2回となります)
用法通り服用した場合、1日分6,600円となります。
もともと高価なものなので、今までさまざまなお問い合わせをお受けしてきました。 とくに多いのは、

  • 「中国の清心丸とは別物ですか?」
  • 「他の漢方薬で代用できませんか?」
といったものです。 今回の値上がりを機に、お問い合わせが多くなってますので掲載させていただきます。

「中国の清心丸とは別物ですか?」

清心丸は、もともと中国の処方「牛黄清心丸」をもとに作られたものですが、日本人向けに改良されて作られています。
本来の「牛黄清心丸」は、疲労や滋養強壮に使うものではなく、中風性疾患(脳卒中)や後遺症の麻痺、しびれ、言語障害、心臓疾患(動悸や息切れ)、神経疾患(精神不安や自律神経失調症)などに使用します。「日水清心丸」と同じ製造元の北京同仁堂から「牛黄清心丸」が中国で発売されていますが、これも含まれる生薬が違います。また、生薬の含有量も不明のため同じものとは言えません。 中国、韓国、日本のメーカーでも清心丸に似た処方がそれぞれ改良され作られています。医薬品の安全性という面から見ると、日本での医薬品の認可を得ているものがもっとも安全です。清心丸系統の処方には朱砂(硫化水銀)が使われている場合もあるので注意が必要です(安宮牛黄丸など)。硫化水銀は無害という意見もありますが、調査がまだ途上段階ということもあって国内では使用できません。

「他の漢方薬で代用できませんか?」

牛黄が含まれる安全性の高い日本の医薬品もありますが、どのような症状を改善させたいかによって処方は変わってきます。 牛黄が含まれるもので、製品記載の効能効果が同じものが以下のような処方です。

商品名メーカー一日単価一日単価(税抜)
日水清心丸日水製薬6,600円
長城清心丸アスゲン製薬6,600円
星火牛黄清心丸イスクラ産業4,000円
太上安宮丸八ツ目製薬6,000円
胡慶餘堂牛黄清心丸一元製薬11,000円

注意
近年、原材料の牛黄の価格が高騰しており、いくつかのメーカーで価格が変更されていますのでご注意ください。
※一日単価は記載の用法通り服用した場合となります。 ※製品記載の効能効果は同じでも、牛黄の量は製品によって違います。また、体質などを考慮した漢方・中医学的な効能も変わる場合もあります。 製品記載の効能効果は違うけれど、牛黄が含まれる製品は以下のようなものがあります。
  • 牛黄清心元(日本製薬工業)
  • 救心(救心製薬)
  • 救心感応丸 氣(救心製薬)
  • 霊黄参(救心製薬)
  • 複方霊黄参丸(救心製薬)
  • 野中烏犀圓(ウサイエン製薬)

牛黄が含まれない処方でも、体質に合えば代用可能です。 症状別で代用処方を一部記載しますので、お悩みの症状の処方・生薬をgoogleで検索してみてください。

症状、目的別「清心丸」の代用処方

肉体疲労

麦味参顆粒 補中益気湯 紅景天(ラジオラ・ロゼア) 霊黄参

精神疲労・ストレス

逍遥丸 加味逍遥散 桂枝加竜骨牡蠣湯 エゾウコギ(シベリア人参)

動悸・息切れ

冠元顆粒 天王補心丹

頭痛・頭が重い

冠元顆粒 頂調顆粒

痛み・しびれ・肩こり

冠元顆粒 独歩顆粒 疎経活血湯

めまい

苓桂朮甘湯

不安・イライラ

逍遥丸 加味逍遥散 抑肝散 エゾウコギ(シベリア人参)

免疫力向上

チャガ(シベリア霊芝) 衛益顆粒 冬虫夏草

のぼせ

加味逍遥散 瀉火補腎丸

高血圧

冠元顆粒

貧血や血色不良

心脾顆粒 婦宝当帰膠

滋養強壮

参馬補腎丸 参茸補血丸 霊鹿参 至宝三鞭丸 参馬補腎丸 参馬補腎丸
上記の漢方薬はあくまで一部です。 より的確に効かせるために体質などを考慮したい場合は、専門家に相談することをお勧めします。

「牛黄」は保険適用外の生薬ですので、漢方外来の場合は自由診療も行なっている病院の方が良いと思います。 薬局・薬店では中国漢方(中医学)も学んでいる日本中医薬研究会の会員店に相談することをお勧めします。
参考

漢方・中医学に詳しい専門店リスト日本中医薬研究会